鉄が足りないと、貧血でなくても症状が出ます。
治療は鉄剤の内服ですが、
副反応が少なかったフェルムが販売中止になってとても残念です。
鉄欠乏症の内服治療
鉄剤の内服で嘔気・嘔吐など副作用が強い場合は、食直後の内服又は胃薬を併用する(アルサルミン細粒1包6.4円、ムコスタ1錠10.1円)。ビタミンCは鉄吸収を促進するが無理に併用しなくてよい。緑茶や紅茶などを禁止する必要はない。
薬剤名 |
剤型・容量・薬価 |
推奨する1日当たりの内服量と薬価 |
コメント |
フェルム フマル酸第1鉄 |
カプセル:100㎎ 1C 8.4円 |
1カプセル・夕食後 1日8.4円 |
徐放カプセル、胃腸障害が少ない。 販売中止 |
フェロミア クエン酸第1鉄ナトリウム |
錠:50㎎ 1錠 8.7円 |
2錠分2(1日100㎎) 1日17.4円 |
胃腸障害がある場合は1日1錠でも。 |
リオナ クエン酸第2鉄水和物 |
錠:250㎎ 1錠 74.2円 |
1日1回2錠(食直後) 1日148.4円 |
鉄欠乏性貧血にも適応がある。 |
フェロ・グラデュメット |
錠:105㎎ 1錠 6.7円 |
1錠夕直後 ~ 2錠分2(食直後) 1日1錠なら6.7円、2錠なら15.4円 |
十分な水とともに服用、直ちに飲み下す。 |
インクレミン |
シロップ 50mg/ml (鉄として6mg/ml) 1ml 6.2円 |
1日10~15ml(鉄として60~90mg) 1日10mlで62円、15mlで93円 |
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