これはある地方議員の投稿。
あれ?
これは粉瘤じゃないだろ。
■切開してから「粉瘤じゃないね」は駄目です。
医師の立場から見たところ、
コレは粉瘤じゃないし。
切開したため癌細胞が血流に乗って全身に散らばったはず。
ヤバいですね。
あなたの人生を変えたかもしれない。
■もう一点。
整形外科医が扱う症例ではない。
皮下の疾患なのだから皮膚科医が扱う症例です。
専門でもない整形外科医が切開した事自体、
間違いでした。
まともな皮膚科医なら、
慎重を期してその場で切開などしなかったのでは?
■友人が「粉瘤じゃない?」と言ったのをあなたが信じたこと、
皮膚科でなく整形外科医に受診したこと、
分かりもしないのに整形外科医が切開したこと、
どこかが違っていれば。
■「この癌の恐ろしいところは、初期転移がとても多くリンパにも転移しやすい、
また抗がん剤や放射線治療に効果はほとんど期待出来ないところです。」
最初に受診したクリニックが(気が利いた)皮膚科なら、
この手の皮膚疾患が意外なくらい怖い病気かを知っていたはずで、
その場で安易に切開しなかったでしょう。
●この患者はがんセンターに紹介されたが、
がんセンターの医師が(自分で新たに切除・検体摘出せずに)前医の整形外科医が切除した検体をわざわざ取り寄せたのは、
これ以上切開しない方がいいから。
つまり、
切開するたびに血流にのって癌細胞がばらまかれるのを心配しているからである。
最初に戻って、
皮膚科専門医でもない整形外科医が、
皮膚を切除したのは良くなかった。
たまに聞くんだ。
大体が整形外科医だが、
よく考えずに外来で切除して、病理に提出したら癌と判明して、
あわててがんセンターに紹介する事例を。
がんセンターの医師は、必ず初回治療を残念に思っている。
「もっと早く(切開する前に)紹介してくれていたら…」
皮膚科医も色々いるから、
この患者の皮膚を見て癌の可能性に気が付かない気が利かない皮膚科医がいるかも。
医学部を出て皮膚科医として働き始めて、
大学病院である程度長く修業しないと、
「開業医から紹介された事例でこんな失敗があった」「こうしてはいけなかった」という失敗事例が身につかない。
修行もそこそこに開業する奴がたくさんいるが、
よほど注意しないと患者に不利益をもたらすかもしれない。
外来ではとにかく注意深く。
そして早めに手放す。
また過去の失敗事例(訴訟に発展した例など)をよく調べておくようにすべきだ。
●転移しない事を祈る。
、
、
(T_T)



















































